【2月25日 AFP】ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2016)は24日、男子シングルス2回戦が行われ、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が、キャリア通算700勝を達成した。

 ジョコビッチは、1時間5分の末に6-1、6-2でマレク・ジャジリ(Malek Jaziri、チュニジア)に快勝し、フェリシアーノ・ロペス(Feliciano Lopez、スペイン)との準々決勝に難なく駒を進めている。

 28歳のジョコビッチは、ツアー通算勝利数で歴代12位に浮上。これまでの最多勝利記録は、ジミー・コナーズ(Jimmy Connors)氏の1254勝となっている。

 現役選手で700勝を達成しているのは、ジョコビッチの他、1067勝のロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)と、775勝のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)のみ。

 ドバイ・テニス選手権の主催者は「#nole700」というハッシュタグを作ったほか、コートにグルテンフリーのケーキを用意して、ジョコビッチの快挙を祝福した。

 この日の試合では、25個のアンフォーストエラーを犯すなど、完璧なパフォーマンスとはいかなかったジョコビッチだが、今季ここまでの戦績を14戦無敗に伸ばした。

 ジョコビッチは試合後、「僕はこれまでたくさんの試合をしてきたが、一つ一つの勝利にとても満足し、誇りに思っている」とコメントした。

「十数年前にプロ入りした。心からテニスを愛しているし、全ての瞬間を楽しんでいる。自分に大きな期待をしているし、試合の全要素を向上させたいと思っている」

「でも、ナンバーワンになって優勝したいと思っているのは、自分だけではないことも分かっている」

(c)AFP/Scott WILLIAMS