【2月23日 AFP】(写真追加)いもだけを1年間食べ続けるという計画を実践中のオーストラリア人男性が23日、一風変わった食事法にもかかわらず、体調は良好で、驚くほど食事を楽しんでいると語った。

 アンドリュー・テイラー(Andrew Taylor)さん(35)は、本人が言うところの「食に対する執着」を断ち切るため、12か月間いもだけを食べることを熟考の末決意した。

 アルコールやたばこに依存する人たちは対象物をきっぱり断つことができるかもしれないが、食べ物に関してはそれは不可能だとして、テイラーさんは食事をできるだけ味気なくすることを決意した。

「次に大事なことは、私の健康を維持してくれる方法を見つけることだった」と、テイラーさんはAFPに語った。いもの他、マンゴーやバナナ、スイカも考えたという。

 より選択肢に幅があるいもを選んだテイラーさんは今、ゆでたりすりつぶしたり、パンケーキにしたり、時にはニンニクや塩で味を付けたりして、毎日好きなだけいもを食べている。

 専業主夫であるテイラーさんは「いかなる脂質も取らない。バターなし、肉なし、乳製品なし...オイルもなしだ」と話し、54日目を迎えた中、うまく対処していると付け加えた。

 テイラーさんは自身の経験を記録して、フェイスブック(Facebook)に投稿しており、すでに6000件以上の「いいね」が寄せられている。減量が最終目標ではないものの、これまでに体重も17キロ減ったという。

 テイラーさんは「病気になったり、死んでしまったりするんじゃないかと皆は思っていたよ」と冗談を飛ばし、「もし病気になったら、何か別のものを食べればいいだけだしね」と話した。(c)AFP