【2月22日 AFP】テニス、リオ・オープン(Rio Open presented by Claro 2016)は21日、女子シングルス決勝が行われ、2010年の全仏オープンテニス(French Open 2010)覇者で35歳のフランチェスカ・スキアボーネ(Francesca Schiavone、イタリア)が、2-6、6-2、6-2で米国のシェルビー・ロジャース(Shelby Rogers)を下し、2013年以来の優勝を飾った。

 元世界ランク4位で、4か月後に36歳の誕生日を迎えるスキアボーネは、1セット1ブレークダウンから逆転し、23歳のロジャースを退け、シングルス通算7勝目を挙げた。

 世界132位のスキアボーネは、サンクトペテルブルク・レディース・トロフィー(St. Petersburg Ladies Trophy 2016)を制したロベルタ・ビンチ(Roberta Vinci)、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2016)を制したサラ・エラーニ(Sara Errani)に続き、今季ツアー優勝を飾る3人目のイタリア人選手になった。

 全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)のシングルス予選で敗れ、四大大会(グランドスラム)で62大会連続になるはずだった本戦出場を逃したスキアボーネにとって、今回の優勝は大きな自信になっただろう。

 また、この優勝でトップ100に復帰するとみられるスキアボーネは、試合後に「ここにいられて幸せです。結果がどうなるかは分からなかったけど、今朝このスピーチを書きました。みなさんと、この喜びを分かち合いたかったから」とポルトガル語で話した。

「今日はハッピーな一日になりました。ブラジルという素敵な国で、喜びもひとしおです。あなたたちの笑顔が、ここでの生活を充実させてくれました。五輪の成功を祈ります」

「支えてくれた皆さんにお礼を言いたいです。さあ、楽しみましょう」

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