【2月21日 AFP】シリア中部ホムス(Homs)のザワラ(Zahraa)地区で21日、2台の自動車爆弾が爆発し、少なくとも46人が死亡した。数十人が負傷し、重傷者が多いことから、死者の数は今後も増えるとみられている。

 在英の非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」によれば、犠牲者の大半は民間人だという。一方国営テレビは同州の知事の情報として、死者は少なくとも25人と伝えている。

 爆弾による被害規模は大きく、周辺の店舗の前面部分は吹き飛び、自動車やミニバスも破壊されている。

 爆弾事件などが相次いでいるホムスでもザワラ地区はとりわけ標的とされることが多く、先月も、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出した連続自爆攻撃で少なくとも22人が死亡した。一時期は反体制派が制圧し、「革命の首都」と呼ばれたホムスの大部分は現在、政府側が支配している。(c)AFP