【2月20日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で7度の総合優勝を誇るミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏を父に持つミック・シューマッハ(Mick Schumacher)が、F4選手権(FIA Formula 4 Championship)の所属チームを変更することが、19日に発表された。

 ファン・アメルスフォールト・レーシング(Van Amersfoort Racing)のドライバーとして昨季のADACドイツF4で1勝を飾り、総合10位に入った16歳のミックは、4月に開幕する来シーズン、プレマ・パワーチーム(Prema Powerteam)の一員として出走する。

 ミックが参戦するのは、ジュニアのドライバーが出場できるドイツとイタリアのどちらのF4選手権になるかは決まっていない。

 プレマのチーム代表を務めるアンジェロ・ロジン(Angelo Rosin)氏は、名ドライバーの一族で前途有望なドライバーをチームに迎えることを喜んでいると話した。

「われわれは、ずっと彼に注目していた。なぜなら、彼はプレマにとってこの上ない人材だからだ。機敏さと賢さを兼ね備え、決断力にも優れており、最大限のパフォーマンスを追い求めてチームとともに進んで努力する」

 ミックがドイツ選手権に参戦することになれば、元F1ドライバーで叔父のラルフ(Ralf Schumacher)氏も運営に加わることになっているHTP(HTP F4 Junior Team UNGAR)としのぎを削ることになる。

 来月17歳になるミックは、新たなチームでの仕事を楽しみにしているとして、「僕にとってプレマ・パワーチームは、最高のパフォーマンスを発揮して完成されたドライバーを目指すための次のステップとして完璧だよ」とコメントした。

「このチームは経験豊富でオープンだし、スタッフみんなが僕たちドライバーにとても協力的なんだ」

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