【2月18日 AFP】シリア北西イドリブ(Idlib)県で15日、国際医療支援団体「国境なき医師団(MSF)」が支援する病院が空爆を受けた問題で、死者の数が少なくとも25人に上ることが分かった。MSFが17日、明らかにした。

 MSFはこれまで11人とされていた死者数を、病院職員9人と患者や子ども1人を含む16人の計25人に修正した。このほか少なくとも職員10人を含む11人が負傷したという。

 MSFは空爆を実施した主体を名指ししていないが、英国に拠点を置く非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」はロシア空軍機によるものとみられると発表している。

 ロシアは昨年9月からシリアでバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権軍を援護する空爆を続けているが、病院への空爆については関与を否定している。(c)AFP