【2月17日 AFP】南太平洋のパプアニューギニアで、淡水ガメの新種が発見された。ニューギニア(New Guinea)島の地質学的形成過程に最初から立ち会ってきた種に属すという。

 分類学の国際学術誌「Zootaxa」に最近掲載された論文よると、発見されたのは、ニューギニア島全体でみられる3種の遠縁種のうちの、学名「Elseya rhodini」と名付けられたカメの新種。

 16日、論文の主著者である豪キャンベラ大学(University of Canberra)のアーサー・ジョージズ(Arthur Georges)氏は「3種は1700万~1900万年前の共通の祖先から進化した。その時期は非常に重要で、驚くことにこのカメたちは一緒に、ニューギニア島の地質発達過程をすべて見てきたことになる」と語った。同氏によれば、新種は「非常にかわいらしいカメ」で、赤みがかった色が特徴だという。(c)AFP