【2月24日 AFP】コンゴ民主共和国(旧ザイール)北東部に広がるガランバ国立公園(Garamba National Park)でとある日曜、バックパックに突撃銃姿のレンジャー部隊がヘリコプターに乗り込み、9日間にわたるパトロールを開始した。5人ずつ2グループで行うパトロールでは、ゾウを探し、銃声を聞き分け、密猟者を追跡する。

 ガランバ国立公園では昨年、114頭のゾウが殺された。それでも2014年の132頭に比べれば少なくなった。同公園の保護に当たる非営利団体「アフリカン・パークス(AfricanParks)」によると、一番の脅威は南スーダンで、密猟の80%は同国の武装集団によるものだという。

 アジアで高値で取引される象牙目当てに、アフリカ全土では毎年3万頭以上のゾウが密猟の被害にあっている。(c)AFP