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羊皮紙の法典廃止へ?数百年の伝統めぐり英で議論紛糾

2016年2月16日 11:55 発信地:ロンドン/英国

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羊皮紙の法典廃止へ?数百年の伝統めぐり英で議論紛糾
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英ロンドン市内の大英図書館で展示された同図書館所蔵のマグナ・カルタ(大憲章)の原本(2015年2月2日撮影、資料写真)。(c)AFP/LEON NEAL

【2月16日 AFP】英国で、全ての法律を羊皮紙に記録するという、マグナ・カルタ(Magna Carta、大憲章)の時代以前から続けられてきた慣例を、経費削減のために廃止する動きが出ており、一部議員の反発を呼んでいる。政府は15日、この長年の慣例を守るべく、介入に動いた。

 英上院は先週、何世紀も前から続くこの慣例を廃止し、今後、法律を記録する際には羊皮紙ではなく紙を使用することを決定した。これにより、年間8万ポンド(約1300万円)の経費を削減できるという。

 これに対し、下院の一部議員が反発。デービッド・キャメロン(David Cameron)首相が所属する保守党のジェームズ・グレイ(James Gray)議員は、羊皮紙廃止の阻止を目指した討論会を開く予定だ。

 またマシュー・ハンコック(Matthew Hancock)内閣府担当相は、英紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)に対し、全ての法律を羊皮紙に記録する費用を内閣府の予算から捻出する準備はあると表明。「世界は絶えず変化し続けているが、守るべき偉大な伝統もある。羊皮紙の使用を廃れさせてはならない」と述べている。

 しかし、議員らからは、羊皮紙を今後も使用し続けるかどうかを決定するのは政府ではなく、自分たち議員だという声も上がっている。

 法律が記録された羊皮紙の巻物は、英国会議事堂のビクトリアタワー(Victoria Tower)に保管されている。これらの巻物はかなりの場所を占めており、うち租税法について記入されている1821年の巻物の長さは350メートル近くで、巻くのには2人掛かりで丸1日を要するという。(c)AFP

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