【2月13日 AFP】ローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王(79)は12日、キューバの首都ハバナ(Havana)でロシア正教会のキリル総主教(Patriarch Kirill、69)と歴史的な会談を行い、東西キリスト教会の再統一と、中東で暴力にさらされているキリスト教徒の保護を急ぐ必要性を呼び掛けた。

 東西のキリスト教会トップが会談するのは約1000年ぶり。

 ハバナ空港で開催された会談では、白い帽子と聖衣に身を包んだ法王と、白い頭飾りと黒の聖衣に身を包んだキリル総主教が、抱擁して互いにキスを送った後に着席し、笑顔を見せた。

 会談後、法王とキリル総主教は「乗り越えるべき多くの障害が残っていることは認識しているが、今回の会談が、神の望まれる(東西教会)再統一に寄与することを願う」との合同宣言に署名した。(c)AFP