【2月13日 AFP】男子テニス、アルゼンチン・オープン(Argentina Open 2016)は12日、シングルス準々決勝が行われ、大会2連覇を目指す第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が7-6、6-2でイタリアのパオロ・ロレンチ(Paolo Lorenzi)を下し、準決勝に駒を進めた。

 相性抜群のクレーコートに戻ってきた世界ランク5位のナダルは、先月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)で同じスペイン勢のフェルナンド・ベルダスコ(Fernando Verdasco)にまさかの1回戦敗退を喫して以来初めての大会に臨んでいる。

 今大会の初戦で親友のフアン・モナコ(Juan Monaco、アルゼンチン)を退けたナダルは、この日は世界52位で34歳のロレンチを相手に、第1セットではゲームカウント4-1から巻き返される場面もあったが、1時間51分で試合を制した。

 33度の高温をものともしなかったナダルは、これで偉大な功績を挙げてきたクレーコートでは通算346勝を記録し、同サーフェスでの48個目のタイトル獲得にも順調に近づいている。

 ナダルは13日の試合で、世界ランク19位のドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)と決勝進出をかけて対戦する。(c)AFP