【2月13日 AFP】男子ゴルフ、AT&Tペブルビーチ・ナショナルプロアマ(AT&T Pebble Beach National Pro-Am 2016)は12日、米カリフォルニア(California)州ペブルビーチ(Pebble Beach)のペブルビーチ・ゴルフリンクス(Pebble Beach Golf Links)をメーン会場に2日目が行われ、韓国のカン・スン(Sung Kang)が驚異のスコア60を記録し、岩田寛(Hiroshi Iwata)とともに通算11アンダーで首位タイに立った。

 奇跡の59まであと一歩に近づいていたこともまるで気づいていなかったというカンは、パー71のモントレーペニンシュラCC(Monterey Peninsula Country Club)で1イーグル、9バーディーの猛チャージをみせ、ペブルビーチ・ゴルフリンクスでスコアを6ストローク伸ばした岩田とトップに並んだ。

 初日トップに立っていた米国のチェズ・リービー(Chez Reavie)は、フィル・ミケルソン(Phil Mickelson、米国)とフレディー・ヤコブソン(Freddie Jacobson、スウェーデン)と並び、首位と1打差の通算10アンダーで2位タイにつけている。

 一方、昨季のメジャー大会でタイトルを獲得しているジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)とジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)は、前日のラウンドから巻き返しをみせた。

 第97回全米プロゴルフ選手権(2015 PGA Championship)覇者デイが、モントレーペニンシュラCCでスコアを5ストローク伸ばして通算6アンダーの13位タイへ浮上したのに対して、第79回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2015)と第115回全米オープン選手権(2015 US Open Championship)を制している世界ランク1位のスピースは、同コースでスコアを2ストローク伸ばして通算3アンダーの36位タイにつけている。

 不安定な初日のラウンドから修正を加えたスピースは、「ドライバーの打球がさえていた」とコメントした。

 スピースはまた、「打球の感触がすごく良かった。とにかく失敗はできなかった」と話し、グリーンがより硬いペブルビーチ・ゴルフリンクスでプレーする13日には、さらにスコアを伸ばしたいと語った。(c)AFP