【2月12日 AFP】イングランド・プレミアリーグのサンダーランド(Sunderland AFC)は11日、元イングランド代表のアダム・ジョンソン(Adam Johnson)が15歳の少女との性行為および性行為を目的に未成年者を誘った1件の罪を認めたことを受け、同選手を解雇した。

 28歳のジョンソンは、12日に英中部にあるブラッドフォード刑事法院(Bradford Crown Court)に出廷することになっているが、未成年者との性行為に関する別の2つの容疑については依然として否認を続けている。

 サンダーランドは公式ウェブサイトの声明で、「アダム・ジョンソンの有罪答弁を受けて、当クラブは本日、同選手との契約をただちに解除しました。これ以上、コメントすることはありません」と発表した。

 この数時間前、リーグ降格圏内に沈むサンダーランドのサム・アラダイス(Sam Allardyce)監督は、週給6万ポンド(約970万円)と報じられているジョンソンについて、本拠地スタジアム・オブ・ライト(Stadium of Light)で行われる13日のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦に出場しないことを明かしていた。

 昨年3月の逮捕以降も、サンダーランドはジョンソンを試合で起用し続けていたが、独スポーツ用品大手のアディダス(Adidas)は11日にジョンソンとのスポンサー契約を解除。クラブの幹部は元マンチェスター・シティ(Manchester City)のスター選手が有罪を認めたことに衝撃を受け、即座に同選手とのすべての契約を打ち切る決断を下すことになった。

 10日の法廷で恋人のステイシー・フランダース(Stacey Flounders)さんに付き添われていたジョンソンは、6日のリバプール(Liverpool FC)戦で今季2得点目を記録していた。

 しかし、2012年に移籍金1000万ポンドでサンダーランドに加入していたジョンソンは、今季20試合目となったリバプール戦が、ブラックキャッツ(Black Cats、サンダーランドの愛称)での最後の試合となってしまった。(c)AFP