【2月11日 AFP】簡潔でキャッチーな曲作りの名手だったビートルズ(The Beatles)の元メンバー、ポール・マッカートニー(Paul McCartney、73)が、これまでにないほど簡潔な曲の数々を「絵文字」のために作曲した。

 マッカートニーは10日、インターネット電話サービス「スカイプ(Skype)」上で使われる絵文字に合わせて流す一連の曲を作曲したことを明らかにした。そのほとんどは、バレンタインのメッセージ用だという。

 マッカートニーは、自身のウェブサイトに掲載した動画の中で、「最初は、うーん、妙な提案だな、本当に私へのオファーなのかと思った。だがその後、いいじゃないか、やってみようと思った。楽しいもの、新しくて素敵なものなのだから」と語っている。動画では、スタジオでマッカートニーが20種類の感情に合わせた極短の曲作りに取り組む様子が紹介されている。

 また、同サイトに掲載されたインタビューでは、作曲は楽しかったものの、一つの感情を5秒以内の音楽で表現しなければならなかったことが難しかったと語っている。最も難しかったのは、「flirting(いちゃいちゃ)」と「blushing(赤面)」だったという。

 マッカートニーは、自身もメッセージを送る際に絵文字を活用していると語っている。(c)AFP