【2月11日 AFP】女子テニスのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が、左腕の負傷を理由にカタール・トータル・オープン(Qatar Total Open 2016)を欠場することが明らかになった。大会主催者が10日に発表した。

 28歳のシャラポワが今季のツアーで大会を欠場するのは、シーズン開幕戦になるはずだったブリスベーン国際(Brisbane International 2016)に続いて今回が2度目となり、負傷箇所も同じ左前腕部だった。

 2005年大会と2008年大会に優勝しているシャラポワは、カタールテニス連盟(QTF)が発表した声明の中で「残念ながら、左前腕部のけがで出場が難しくなりました」とコメント。

「大会とドーハ(Doha)の素晴らしいファンのみなさんにとって、最高の一週間になることを祈っています。来年お会いできればうれしいです」

 今大会には、世界1位のセレーナ・ウイリアムズ(Serena Williams、米国)、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)女王のアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)が出場。シード勢が順調に勝ち上がれば、先月の全豪決勝で激突したセレーナとケルバーの再戦が実現する。

 また、シモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)やぺトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)といったランキング上位勢も数多く出場を予定している。

 カタール・オープンは、中東で初めて開催されたWTAツアーの大会で、賞金総額は約250万ドル(約2億8000万円)。今年で14回目の開催となり、21日から27日にかけて開催される。(c)AFP