【2月8日 AFP】15-16イタリア・セリエAは7日、第24節の試合が行われ、ASローマ(AS Roma)は2-1でサンプドリア(Sampdoria)に勝利し、来季のヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2016-17)出場圏内の5位を守った。

 ルチアーノ・スパレッティ(Luciano Spalletti)監督がローマの主力を温存する中、サンプドリアはこのチャンスを生かすことができず、一方的にゴールを脅かされ、試合の主導権を握られた。そして前半45分、アレッサンドロ・フロレンツィ(Alessandro Florenzi)のヘディングでローマが先制した。

 後半4分、ディエゴ・ペロッティ(Diego Perotti)が加入後初のゴールを挙げたローマだが、その後にオウンゴールを献上し、勢いが削がれてしまった。

 それでもローマは終盤、アーセナル(Arsenal)から期限付き加入しているGKヴォイチェフ・シュチェスニー(Wojciech Szczesny)が何度も好セーブを見せると、マッティア・カッサーニ(Mattia Cassani)のシュートがクロスバーに当たるなど運にも恵まれ、リーグ戦3連勝を収めた。

 同日に試合を行ったACミラン(AC Milan)は、16歳のGKジャンルイジ・ドンナルンマ(Gianluigi Donnarumma)がファインセーブを連発し、1-1でウディネーゼ(Udinese)と引き分けた。

 前半17分、パブロ・アルメロ(Pablo Armero)に先制点を許したミランだが、後半3分には、カルロス・バッカ(Carlos Bacca)の絶妙なスルーパスに、抜け出したムバイエ・ニアン(M'Baye Niang)が反応し、同点ゴールを決めた。

 この結果、ローマは首位ナポリ(SSC Napoli)と勝ち点12差の5位につけており、同日にエラス・ベローナ(Hellas Verona)と引き分けた4位インテル(Inter Milan)とは、同1差となっている。

 ミランは、首位と勝ち点16差の6位となっているが、3位フィオレンティーナ(Fiorentina)との勝ち点差はわずか6と、3位以下は混戦模様になっている。(c)AFP