【2月7日 AFP】(更新)北朝鮮が7日午前9時(日本時間同9時30分)ごろ、西岸の東倉里(Tongchang-ri)から「長距離ロケット」を打ち上げた。韓国国防省が明らかにした。打ち上げは国連安全保障理事会(UN Security Council)の決議違反に当たるほか、先月の核実験を受けて国際社会が制裁を科すと決定した中で行われた。

 北朝鮮は打ち上げについて、純粋な科学的宇宙開発計画の一環と主張しているが、世界の大半の国々は、事実上の長距離弾道ミサイルの発射実験とみており、米本土への攻撃を可能とする兵器システムの開発を目指したものだと指摘している。

 北朝鮮の通告では、ロケットは黄海(Yellow Sea)を越え、さらに南のフィリピン海(Philippine Sea)まで飛行する計画で、韓国と日本は、ロケットまたはその一部が領土や領海に落下する場合に破壊する準備を整えていた。

 外交筋によると、国連安保理は同日、北朝鮮のロケット打ち上げを受け、日米韓の要請により緊急会合を招集するという。(c)AFP