【2月6日 AFP】ヒマラヤの小国ブータンのジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク(Jigme Khesar Namgyel Wangchuck)国王(35)夫妻に5日、第1子となる男児が誕生した。王室の報道機関が6日、声明を発表した。

 ワンチュク国王とジェツン・ペマ(Jetsun Pema)王妃の第1子は5日、同国の首都ティンプー(Thimphu)にある王宮で生まれた。

 王室の声明は「両陛下と王室一同は、殿下の誕生によって深い喜びに包まれている。ブータンの守護神たち、そしてダルマ(神聖なる真理)を守る者たちの加護、そしてブータン国民の祈りにより、妃殿下、王子ともに健康だ」と述べている。

 王子の誕生にあたって、仏教徒が大多数を占めるブータンの神聖な伝統に従い、僧の最高位にあるジェ・ケンポ(Je Khenpo)大僧正が仏教の式を執り行った。王子の名前はまだ発表されていない。(c)AFP