【2月6日 AFP】シリア政府軍がロシア軍の支援を受け、北部アレッポ(Aleppo)周辺で開始した大規模な攻撃により5日、トルコ国境で最大2万人の避難民が足止めされていることが明らかになった。新たな人道危機が広がっている。

 国連人道問題調整事務所(OCHA)によれば、最大2万人の住民がバブアルサラマ(Bab al-Salama)国境検問所に集まっている他、5000~1万人が付近のアザズ(Azaz)市街へ強制退去させられたという。

 欧米諸国は、シリア政府が攻勢を強めて今週行われた和平協議を妨害し、一時中断に追い込んだとして非難。また米政府はロシア政府に対し、シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権を支援する軍事行動を中止するよう要求している。(c)AFP/Rana Moussaoui with Mohamad Al Ghandour in Kilis