【2月5日 AFP】フランスの人気振付師バンジャマン・ミルピエ(Benjamin Millepied)氏は4日、パリ・オペラ座バレエ団(Paris Opera Ballet)芸術監督としての短かった在任期間に終止符を打つことを明らかにした。ミルピエ氏は、同バレエ団が過去に捕らわれているとして激しく批判していた。

 元ダンサーで、ハリウッド女優ナタリー・ポートマン(Natalie Portman)さんの夫であるミルピエ氏は、クラシックバレエの伝統を重んじる同バレエ団の大胆な改革を計画していたが、わずか1年余りの在任中に激しい抵抗に遭った。同氏は声明で辞任を発表し、バレエ団の運営よりも「創作活動に100パーセント集中」したいと述べた。

 同バレエ団の理事会はその後、ミルピエ氏の後任の芸術監督として、元エトワール(プリンシパルダンサー)のオレリー・デュポン(Aurelie Dupont)氏(43)を任命している。(c)AFP/Fiachra GIBBONS