【2月5日 AFP】米アニメ『ルーニー・テューンズ(Looney Tunes)』のバッグス・バニー(Bugs Bunny)やダフィー・ダック(Daffy Duck)、トゥイーティー (Tweety Bird)などの人気キャラクターの声優を務めたジョー・アラスキー(Joe Alaskey)さんが死去した。63歳だった。がんとの闘病生活を送っていたという。

 ニューヨーク(New York)生まれのアラスキーさんは1980年代後期、声優の草分けで「1000の声を持つ男」として知られる故メル・ブランク(Mel Blanc)さんの後継者の一人として『ルーニー・テューンズ』のキャラクターの声を演じ、中でもダフィー・ダックはキャリアを代表するはまり役の一つとなった。04年には『ルーニー・テューンズ』のスピンオフ作品で、米アニメ専門チャンネルのカートゥーン・ネットワーク(Cartoon Network)で放送されたTVアニメ『ダック・ドジャース(Duck Dodgers)』でエミー賞(Emmy)を受賞している。

『ルーニー・テューンズ』以外でも、アカデミー賞(Academy Awards)受賞映画『フォレスト・ガンプ/一期一会(Forrest Gump)』でリチャード・ニクソン(Richard Nixon)米元大統領の声や、テレビ映画『キング・オブ・ザ・ワールド(King of the World)』で米コメディー俳優ジャッキー・グリースン(Jackie Gleason)の声を演じ、活躍した。(c)AFP