【1月31日 AFP】インド・西ベンガル(West Bengal)州コルカタ(Kolkata)の裁判所は30日、帰宅途中の21歳女子学生を集団で性的暴行し殺害したとして、被告の男3人に死刑、3人に終身刑の判決を言い渡した。

 事件は2013年6月、大学からコルカタ北東50キロの村にある自宅に帰宅途中だった21歳の女子学生がバスを降りた後、被告の男らに拉致されたもの。女子学生は翌朝、近くの農地で血まみれの遺体で発見された。遺体には繰り返し性的暴行を受けた痕跡があった。

 被告6人は28日に有罪が確定。30日に判決が言い渡された。

 事件では計8人が起訴されていたが、2人は証拠不十分で無罪となった。

 2012年12月にニューデリー(New Delhi)でバスに乗っていた女子学生が集団による性的暴行を受け、後に死亡した事件から数か月後に再び起きた暴行事件は、西ベンガル州中に怒りを巻き起こした。

 2012年の事件によって、インドにおける女性に対する暴力の問題は世界の注目を集め、強姦(ごうかん)罪などに対する法律の見直しや刑罰の厳罰化が進んだ。それでも依然として女性を襲う事件は減っていない。(c)AFP