【1月31日 AFP】フィギュアスケート欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2016)は30日、スロバキアのブラチスラバ(Bratislava)でペア・フリースケーティング(FS)が行われ、ロシアのタチアナ・ボロソジャー(Tatiana Volosozhar)/マキシム・トランコフ(Maxim Trankov)組が合計222.66点で、2大会ぶり4度目のタイトルを獲得した。

 2位には合計200.78点てドイツのアリオナ・サフチェンコ(Aliona Savchenko)/ブリュノ・マッソ(Bruno Massot)組、3位には合計197.55点でエフゲニア・タラソワ(Evgenia Tarasova)/ウラジーミル・モロゾフ(Vladimir Morozov)組が続いた。

 昨年8月に結婚したボロソジャー/トランコフ組は、金メダルを獲得したソチ冬季五輪以降は主要大会に出場しておらず、昨季はトランコフの肩の故障でシーズンを棒に振っていた。

 ロシアのペアは『ドラキュラ(Dracula)』の楽曲に乗せた演技でFSでは142.89点を記録した、ショートプログラム(SP)に続き首位に立った。

 3月に米ボストン(Boston)で開催される世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2016)を控えてトランコフは、「いろいろな問題があったが、なかなかのフリーのプログラムだったと思う。大会ごとに良い滑りができるようになっているから、世界選手権に向けて正しい方向に進んでいると思う」とコメントした。

 一方、ドイツのサフチェンコ/マッソ組は初出場で主要国際大会でのメダルを手にした。サフチェンコは前パートナーのロビン・ショルコウィー(Robin Szolkowy、ドイツ)氏と共に、すでに五輪や世界選手権でメダルを多く手にしているが、2年前からフランス人のマッソとペアを組んでいる。(c)AFP