【1月29日 AFP】オーストラリアの2州の学校に29日、爆発物を仕掛けたとの脅迫電話があり、児童・生徒ら数千人が避難した。

 脅迫電話があったのはニューサウスウェールズ(New South Wales)州とビクトリア(Victoria)州にある複数の学校。学校側は生徒らを避難させたり、学校を封鎖したりしたという。

 ビクトリア州警察は声明で「ビクトリア州の多くの学校に本日かけられた脅迫電話はいたずらだと考えている」と述べ、「他の州や別の国でも、ここ24時間以内に同様の電話があったことは承知している」と付け加えた。どの学校にも差し迫った脅威はなく、テロとの関連性もないという。

 ビクトリア州のカウズ小学校(Cowes Primary School)の教頭はメルボルン(Melbourne)のヘラルド・サン(Herald Sun)紙に対し、「コンピューター」音声で、「かばんに入った爆弾」を仕掛けたとの電話があったと述べた。

 ここ数日、欧州でも同様の事件が相次いでおり、地元メディアには関連性を指摘する声も出ている。(c)AFP