【1月30日 AFP】フィギュアスケート欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2016)は29日、スロバキアのブラチスラバ(Bratislava)で女子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、ロシアのエフゲニア・メドベデワ(Evgenia Medvedeva)が合計215.45点で初優勝を果たした。

 ほかを寄せつけずに大会を制した16歳の新星メドベデワに続き、エレーナ・ラディオノワ(Elena Radionova)が合計209.99点で2位、アンナ・ポゴリラヤ(Anna Pogorilaya)が合計187.05点で3位に入り、昨年大会に続いてロシア勢が表彰台を独占している。

 最近の国際大会を席巻している女子のロシア勢は、1999年から2002年にかけて4年連続で欧州選手権の表彰台を独占しており、かつての黄金時代を完全に取り戻した。

 昨年のジュニア世界選手権(ISU World Junior Figure Skating Championships 2015)でタイトルを手にしているメドベデワは、今季からシニアに参戦して旋風を巻き起こしている。

 昨年12月に行われたグランプリ(GP)ファイナルで、メドベデワは女子歴代3位となる合計222.54点で優勝すると、ロシア選手権ではソチ冬季五輪金メダリストのアデリナ・ソトニコワ(Adelina Sotnikova)や昨年の世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2015)覇者エリザベータ・トゥクタミシェワ(Elizaveta Tuktamysheva)を抑えて女王に輝いた。(c)AFP/Sabine COLPART