【1月27日 AFP】イタリアを訪問中のハサン・ロウハニ(Hassan Rouhani)・イラン大統領が、首都ローマ(Rome)の美術館でマッテオ・レンツィ(Matteo Renzi)伊首相と会談した際、イタリア政府がロウハニ大統領に対する配慮として、館内に展示されている裸像作品を覆い隠していたことが26日、明らかになった。

 両首脳は25日、イタリア企業がイランと170億ユーロ(約2兆2000億円)の事業協力を行うことで合意し、調印式を終えた後、ローマのカピトリーノ美術館(Capitoline Museum)で演説した。

 この際の様子を伝える写真の多くは、ローマ皇帝マルクス・アウレリウス(Marcus Aurelius)が馬にまたがっている巨大彫像を写したものだったが、紀元前2世紀に作られたビーナス像などの裸像は、写真に写り込んだり、ロウハニ大統領の目に触れたりしないよう、全て木箱で覆われていた。

 これを受け、イタリア文化省内からは、「自国の文化や宗教、歴史を隠すのは間違っており、違いを尊重するべきだ」などとの批判も上がっている。(c)AFP