【1月26日 AFP】シリア内戦の和平仲介役を務める国連(UN)のスタファン・デミストゥラ(Staffan de Mistura)特使は25日、スイスのジュネーブ(Geneva)で記者会見し、和平協議を29日に開始する意向を明らかにした。当初は25日の開始予定だったが、反体制派の代表団の構成をめぐり「こう着状態」に陥ったため、延期を余儀なくされたとしている。

 デミストゥラ特使は招待状を26日に送付できるとの見通しを示す一方、招待者については「可能な限り包括的な」人選になると述べるにとどめ、公表しなかった。

 この和平協議は国連の仲介で昨年合意に至った計画の一環で行われるもので、計画では交渉後に移行政権を発足させ、1年半以内に新憲法の制定と選挙を行うことになっている。(c)AFP/Nina Larson with Sara Hussein in Beirut