【1月24日 AFP】中米ニカラグア・リトルコーン島(Little Corn Island)沖のカリブ海(Caribbean Sea)で23日、中南米や米国、英国からの観光客32人が乗った小型の船が沈没し、コスタリカ人13人が死亡した。当局が発表した。

 ニカラグア政府報道官でもあるロサリオ・ムリーリョ(Rosario Murillo)大統領夫人は、「乗客32人のうち13人が死亡した。13人は全員コスタリカ人」だと述べた。助かった乗客たちは近くのビッグコーン島(Big Corn Island)に輸送されたという。

 さらに大統領夫人は、乗船していたのはリトルコーン島で休暇を過ごしていた観光客たちで、海軍当局によると、注意を無視して出航したと述べた。

 また13人全員を確認したとするコスタリカ外務省のリストによると、死亡したのは大半が女性。

 現地メディアの報道によると、船の所有者でもある船長は救出されたが、その後拘束され、当局が捜査を開始した。

 ビッグコーン島とリトルコーン島から成るコーン諸島(Corn Islands)はニカラグア本土の沖合約70キロに位置する遠隔地だが、近年、観光客らの間で人気が高まっている。(c)AFP