【1月24日 AFP】15-16イングランド・プレミアリーグは23日、第23節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)は終了間際にアダム・ララーナ(Adam Lallana)が決勝点を奪い、ノリッジ・シティ(Norwich City)との乱打戦を5-4で制したが、ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督はゴールを喜ぶあまりに眼鏡を失ってしまった。

 リバプールは前半18分、ジェームス・ミルナー(James Milner)のパスからロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)のゴールで先制するも、ホームのノリッジはデュメルシ・エムボカニ(Dieumerci Mbokani)、そしてスティーヴン・ネイスミス(Steven Naismith)の移籍後初得点で逆転した。

 さらにウェスリー・フーラハン(Wesley Hoolahan)にPKを決められて、ノリッジに1-3と突き放されたリバプールだったが、そこからジョーダン・ヘンダーソン(Jordan Henderson)のゴールで1点差に迫ると、フィルミーノのこの試合2得点目で同点に追いつき、後半30分にはミルナーのゴールで再びリードを奪うことに成功した。

 そして迎えた後半ロスタイム、ノリッジのセバスティアン・バソング(Sebastien Bassong)のゴールでまたしても同点に追いつかれてしまったリバプールだが、それから4分後、ララーナが激闘に終止符を打つ決勝点を挙げた。

 ララーナは得点を決めた直後、タッチラインのそばにいたクロップ監督に抱きつくと、そこにほかの選手も続々と駆けつけて人の輪ができた。クロップ監督によると、その際に眼鏡が鼻の上からどこかへ飛ばされてしまったという。

 クロップ監督は試合後、「普段から予備の眼鏡を用意しているんだが、見つからなくてね。眼鏡をかけずに眼鏡を見つけることは大変なんだよ!」とご機嫌に語った。

「もちろんわれわれはラッキーだった。だけど、それをいうなら相手が後半ロスタイムに決めた同点ゴールの方がラッキーだった」

「ものすごく興奮した。チームはかなり混乱していたが、そこからよく盛り返した。意図したサッカーができた時間もあれば、そうでない時間もあった。ストーリー性たっぷりの試合だった」

 一方、敗れたノリッジのアレックス・ニール(Alex Neil)監督は、「とても悔しい。今週はよく頑張っていたし、良い試合をみせたが、守備が少し混乱していた」とコメントした。(c)AFP