【1月23日 AFP】移民の英語能力が向上したかどうかを試験で確認するという政府方針が打ち出された英国で、内務省が出した同措置に関する声明にスペルミスがあったことが分かり、ツイッター(Twitter)で話題になった。

 デービッド・キャメロン(David Cameron)英首相は18日、配偶者と同居するために入国したものの英語の習得に苦労しているイスラム教徒の女性を中心に語学学習支援を行うとして、2000万ポンド(約34億円)を拠出することを発表していた。

 キャメロン首相はさらに、欧州連合(EU)圏外出身の女性には入国から2年半後に英語能力が向上したかどうかを確認するための試験を受けさせ、不合格になった場合は国外退去処分にする可能性があると発表し、イスラム教徒団体や野党から批判を浴びたばかりだった。

 内務省が21日発表した「新英語試験」についての声明の中で、「language」が「langauge」という間違ったスペルで書かれていたことが分かり、修正を迫られた。

 このスペルミスにキャメロン首相は落胆しているのかと報道陣から質問された首相報道官は、「誰もが時にミスを犯す」と答えた。

 この一件はツイッターで話題になり、テレビ司会者のアニタ・アナンド(Anita Anand)氏は「パロディーの域を超えている」とツイート。あるユーザーは「英国人であることが誇らしくなる」とジョークを交えてツイートした。(c)AFP