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香港の出版社5人不明、中国国営放送での「告白」に人権団体が疑問符

2016年1月18日 21:25 発信地:香港/中国

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香港の出版社5人不明、中国国営放送での「告白」に人権団体が疑問符
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中国中央テレビ局が放送した香港の出版社「巨流」の桂敏海氏のインタビュー映像からの画像(2016年1月17日撮影)。(c)AFP/CCTV

【1月18日 AFP】香港(Hong Kong)の出版社「巨流(Mighty Current)」の社員5人が行方不明となっている事件で、スウェーデン国籍を持つ桂民海(桂敏海、Gui Minhai)氏が中国国営テレビに登場し、過去に死者を出した飲酒運転事故をめぐり自ら出頭したと「告白」したことについて18日、人権活動家らが疑問を呈した。

 桂氏は、中国政府を批判する書籍を扱う出版社の社員で相次いで行方不明となった5人のうちの一人。現地メディアによると、昨年10月に休暇で訪れたタイから帰国していないという。この事件は、中国本土ではみられない自由が保障されている香港で人々の警戒心を起こさせている。

 しかし国営・中国中央テレビ(CCTV)が17日に放送した告白で桂氏は、11年前に大学生を死なせた交通事故の「法的責任を取る」ために中国へ帰国したと語った。さらに同氏は泣きながら、この事故で有罪となったが、わずか2年間の執行猶予判決だったにもかかわらず、中国本土から逃亡したと語った。

 しかし、国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)東アジア担当ディレクターのニコラス・ベクリン(Nicholas Bequelin)氏はこの放送について、答えよりも疑問が生じる内容だと話した。同氏はAFPに対し「法的視点から言えば、この映像に価値はない。彼はどこにいるのか。何の権限の下で拘束されているのか。どんな状況下でこのインタビューが行われたのか。強要されてこの陳述をした可能性を排除できない」と語った。

 行方不明となった5人の中で、最後に行方が分からなくなった李波(Lee Bo)氏は唯一、香港から姿を消したため最も大きな動揺を呼んでおり、香港の法律に反して中国の治安当局が香港特別行政区内で活動しているとの懸念を生じさせている。(c)AFP

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