【1月12日 AFP】インド西部ムンバイ(Mumbai)の警察は12日、同市内で「セルフィー(自撮り写真)」の危険な撮影スポット16か所を割り出したと発表した。同市では先週、自分撮りしようとして海に落ちた少女らのうち1人(18)が行方不明、救助に向かった男性(37)が水死する事故が発生している。

 事故は9日、アラビア海(Arabian Sea)に面したムンバイ市内のバンドラ(Bandra)遊歩道の岩場で発生。少女と友人2人の合わせて3人がセルフィーを撮影していて海に落ち、通りがかった男性が救助しようと海に飛び込んだ。男性は友人2人を助けた後に荒波に流され、11日になって付近の入り江で遺体で見つかった。残る少女1人は行方不明となっている。

 警察幹部によると、セルフィーの危険スポットには、少女らが転落した地点をはじめ、ギルガオン(Girgaum)地区のチョウパティー(Chowpatty)海岸や海岸沿いの遊歩道マリーン・ドライブ(Marine Drive)といった観光名所も含まれているという。また、地元自治体に書簡を送り、危険スポットに警戒を呼び掛ける標識の設置を呼び掛けるとともに、水難救助員の配置を求めたと話している。(c)AFP