【1月9日 AFP】(更新)中国・河南(Henan)省の開封(Kaifeng)市通許(Tongxu)県の空き地に建設された、中国共産党の創立者、毛沢東(Mao Zedong)の金色の巨大像が突然、取り壊された。共産党機関紙・人民日報(People's Daily)のニュースサイト「人民網(People's Net)」が8日、報じた。

 政府の許可を取っていなかったためとみられる。約37メートルのこの像は今週、インターネット上に画像が出回り、世界中で話題を集めていた。

 しかし、人民網が地元当局の話として伝えたところによると、総工費300万元(約5300万円)かけて建設されたこの像は、既に取り壊されたという。同サイトは取り壊しの理由は「不明」としつつ、問題の像が地元当局で「登記や審査を経ていなかった」との他メディアの報道を紹介している。

 中国ポータルサイト「HMR」は今週、この像について、建設費用を地元の実業家数人が提供し、9か月かけて昨年12月に完成したと伝えていた。(c)AFP