【1月6日 AFP】元プロボクサーのフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.)氏は6日、総合格闘技団体UFC(Ultimate Fighting Championship)の元女王ロンダ・ラウジー(Ronda Rousey、米国)を引き合いに出し、自身の「ボクシング界には今でも人種主義が存在する」という主張をさらに展開した。

 メイウェザー氏はすでに、WBA、WBC、IBFで世界ミドル級の王座を統一したゲンナディ・ゴロフキン(Gennady Golovkin、カザフスタン)や、五輪金メダリストのアンドレ・ウォード(Andre Ward、米国)についても意見を述べていた。

 ボクシング専門サイト「FightHype.com」のインタビューの中で、ラウジーと、24戦無敗で現役を退いた黒人の元プロボクサーであるレイラ・アリ(Laila Ali)氏を比較したメイウェザー氏は、「ロンダ・ラウジーを見てみればわかる。彼女は11、12勝しているよね。レイラ・アリも無敗で圧倒的な強さを誇っていた」とコメントした。

「ロンダ・ラウジーが9、10、11回目の試合を終えたあたり、とにかくそんなに時間が経たないうちに、彼女にはさまざまな広告や映画などの仕事が回ってきた。レイラ・アリはもっと圧倒的な形で勝っていたのにだ」

「ロンダ・ラウジーは、身なりを整えればそれなりになる。レイラ・アリは目を奪うような美人だった。そのままでも最高にきれいで、半端じゃない女性だった。でも彼女が10、11、12勝したとき、(メディアは)誰もイカした女として彼女を取り上げなかった」