【1月5日 AFP】英ロンドン動物園(London Zoo)で4日、園内の全動物を対象に行われる毎年恒例の個体数調査が始まった。飼育員らは、クリップボードや計算機、カメラを手にそれぞれの施設を回った。

 飼育員らは1週間をかけて、哺乳類、鳥類、爬虫(はちゅう)類、魚類、無脊椎動物など750種の1万7000前後に及ぶ個体全てを見て回るという骨の折れる作業に取り組む。

 調査は動物園の運営免許更新のために毎年の実施が義務付けられている。収集されたデータは「国際種情報システム機構(International Species Information System)」を通じて世界中の動物園と共有され、絶滅の危機に瀕している動物を対象とした世界規模の繁殖計画に役立てられる。(c)AFP