【1月4日 AFP】南アフリカのケープタウン(Cape Town)で2日、毎年恒例の「ミンストレル・カーニバル(Minstrels Carnival)」が開催され、数十の楽団が市内の通りを演奏しながら行進した。

 南アフリカのコミュニティー「ケープマレー(Cape Malay)」の文化に深く根差した同イベント。今年は、ミュージシャンやダンサーなどで構成される楽団約50組が参加した。フェースペイントを施し、明るい色の衣装を着た参加者らが演奏するのは、伝統音楽「Ghoema(金管楽器やバンジョーで演奏されるコミックソング)」だ。

 ケープ植民地時代から続くこの行事は、元日の翌日に休みをもらった奴隷たちが歌やダンスで祝ったことにちなみ、毎年1月2日に開催されている。「Second New Year(2度目の元日)」と呼ばれる。(c)AFP