【1月2日 AFP】イスラエル中部テルアビブ(Tel Aviv)中心部にあるパブと付近のカフェで1日、男が銃を乱射し、2人が死亡、少なくとも7人が負傷した。現時点で動機は分かっていない。

 同地域では最近、パレスチナ人によるイスラエル人への襲撃が相次いでいるほか、数日前にはイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の指導者がイスラエルへの攻撃を警告していた。ただ警察は今回の事件について「あらゆる方面」を捜査中だと強調している。

 付近の食料雑貨店に設置された監視カメラには、店内を物色する眼鏡をかけた若い男が捉えられていた。当初、男に変わった様子はみられなかったが、出口付近のカートにリュックサックを置くと、中から小型の機関銃のようなものを取り出し、その直後に通りに向けて発砲し始めた。

 リュックサックの中からイスラム教の聖典コーラン(Koran)が見つかったという報道もあるが、警察はこの報道についてコメントしていない。

 医療関係者によると病院には9人が搬送されており、うち2人の死亡を警察が確認している。(c)AFP/Daphne Rousseau