【1月2日 AFP】サッカー第95回天皇杯(The 95th Emperor's Cup)は1日、東京都調布市の味の素スタジアム(Ajinomoto Stadium)で決勝が行われ、ガンバ大阪(Gamba Osaka)はパトリック(Anderson Patric Aguiar Oliveira)が2得点の活躍をみせ、浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)を2-1で破り、大会連覇を達成した。

 一方、大一番で敗れたレッズは、年間総合優勝を逃した昨季のJリーグ1部(J1)に続き、またしてもガンバにタイトル獲得を阻まれている。

 ガンバは前半32分、それまで決定機を生かすことができなかったパトリックが、レッズ守備陣の背後に抜け出して先制点を奪ったものの、レッズはその数分後、興梠慎三(Shinzo Koroki)の得点で試合を振り出しに戻した。

 しかし、ガンバは迎えた後半8分、パトリックが遠藤保仁(Yasuhito Endo)のコーナーキックからゴールを決めて勝ち越しに成功すると、終盤はレッズの反撃をしのぎ、通算5回目の天皇杯制覇を果たした。

 2014年シーズンに国内3冠を達成したガンバだったが、2015年はリーグ杯決勝で鹿島アントラーズ(Kashima Antlers)に、Jリーグチャンピオンシップではサンフレッチェ広島(Sanfrecce Hiroshima)に敗れ、優勝を逃していた。

 ガンバの長谷川健太(Kenta Hasegawa)監督は、「(2015年は)サポーターに悔しい思いをさせてきたので、選手がサポーターに優勝を味わってもらおうと頑張ったことがこういう結果になったと思います」とコメントした。(c)AFP