【12月31日 AFP】ラグビーニュージーランド代表「オールブラックス(All Blacks)」で主将を務め、先日引退を表明したリッチー・マッコウ(Richie McCaw)氏が、「最高の功績を残した国民」と認められた人物に贈られるニュージーランド最高の栄誉「ニュージーランド勲章(Order of New ZealandONZ)」を授与されることになった。

 受章の知らせは、マッコウ氏の35歳の誕生日である31日にもたらされた。

 W杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)でオールブラックスを優勝に導き、史上初となる大会連覇に貢献したマッコウ氏については、ジョン・キー(John Key)首相を含む数多くの国民が、爵位を得るにふさわしいと考えていた。

 これに対して、世界最優秀選手にも3度輝いているマッコウ氏は、自分が「サー・リッチー」と呼ばれると考えると落ち着かないと話していた。しかし現実には今回、爵位よりもさらに上の栄誉を授かることになった。ニュージーランド勲章には称号は付かない。

 35歳でのニュージーランド勲章受章は、史上最年少。これまでは、世界貿易機関(WTO)で事務局長を務めたマイク・ムーア(Mike Moore)氏が選出されたときの50歳が最年少だった。(c)AFP