【12月25日 AFP】ローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王は25日、バチカンのサンピエトロ大聖堂(Saint Peter's Basilica)で毎年恒例のクリスマスメッセージ「ウルビ・エト・オルビ(Urbi et Orbi)」(ローマと全世界へ)を読み上げ、シリアとリビアでの紛争の終結に向けた国連(UN)の取り組みを全面的に支持すると表明した。

 フランシスコ法王は「われわれは祈ります。国連での合意により、シリアでの武力衝突が一刻も早く停止され、苦しんでいる人々が置かれた極めて深刻な人道的状況が改善されることを」と語った。

 さらに法王は、「リビアを苦しめている深刻な対立と暴力を乗り越えるために、リビアをめぐる合意が全ての人々に支持されることもまた、一刻を争うものです」と述べた。(c)AFP