【12月23日 AFP】韓国政府は23日、36人の死者を出し国内でパニックが広がった中東呼吸器症候群(MERS)について、公式な終息を宣言した。

 5月に最初の感染が確認されてから約7か月たつ中、保健福祉省は「これ以上のリスクはない」と言及した。

 世界保健機関(WHO)の基準では、感染症の終息宣言は、最後の感染者が完全に回復してから4週間経過した時点と定められている。

 韓国では今年186人がMERSに感染。ピーク時には1万7000人近くが自宅隔離の対象となり、多数の学校が休校を余儀なくされた。2012年にMERSの最初の感染が確認されたサウジアラビア以外の国としては最大の流行となった。(c)AFP