【12月23日 AFP】15-16NBAは22日、各地で試合が行われ、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)やトロント・ラプターズ(Toronto Raptors)が勝利を収めた。

 敵地に乗り込んだレイカーズは、引退を表明しているコービー・ブライアント(Kobe Bryant)が今季自己最多に並ぶ31得点を記録し、デンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)に111-107で勝利した。

 一時はナゲッツに21点差をつけられたレイカーズだったが、第3クオーターの得点で32-16と大きく相手を上回り、逆転に成功した。

 試合終了間際にはナゲッツファンからも声援を送られたブライアントは、土壇場でフリースロー2本とジャンプシュート1本を決め、チームの勝利を引き寄せた。

 ウエスタンカンファレンス最下位から抜け出すには至らないものの、レイカーズは今季の戦績を5勝23敗としている。対するナゲッツは11勝17敗となった。

 ラプターズは本拠地でダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)と対戦。デマー・デローザン(DeMar DeRozan)が試合最多の28得点を挙げると、終盤の相手の追い上げをしのぎ、スリリングな一戦を103-99で制した。

 ラプターズではほかに、ガードのカイル・ローリー(Kyle Lowry)が17得点10リバウンド7アシスト、センターのビスマック・ビヨンボ(Bismack Biyombo)が9得点とキャリア最多となる20リバウンド、ルイス・スコラ(Luis Scola)が15得点9リバウンドを記録した。

 デローザンは試合を振り返り、「マーベリックスは勇敢だった。今夜はみんなの力が必要だった」とコメントした。

 最後まで相手にリードを許さなかったラプターズは、第1クオーターに最大18点差をつけるなど、残り5分までは十分なリードを保っていた。

 ところが、リザーブ中心のメンバーに入れ替えたマーベリックスがそこから逆襲に転じ、残り12秒でジェレミー・エバンス(Jeremy Evans)のレイアップが決まると、点差は2点にまで縮まった。しかし、エバンスがバスケットカウントの1スローを決められず、逆にラプターズはテレンス・ロス(Terrence Ross)がフリースロー2本を成功させると、その後は得点が動かずにタイムアップとなった。

 デローザンは、「大きい勝利だ。最後はいっぱいいっぱいだったが、とにかく勝てたのは大きい。向こうが走ってくるのはわかってたが、こちらもなんとかしのぎ切ることができた」とコメントした。

 マーベリックスの大黒柱、ダーク・ノビツキー(Dirk Nowitzki)は、20得点7リバウンドを獲得。NBAの通算得点で6位に立つシャキール・オニール(Shaquille O'Neal)氏の記録まで、あと10点に迫っている。