【12月21日 AFP】バングラデシュの首都ダッカ(Dhaka)近郊で2013年、縫製工場などが入っていた複合ビルが崩壊し、1100人以上が死亡した事故で、同国の裁判所は21日、殺人罪で起訴された被告が出廷していないとして、24人の逮捕と財産差し押さえを命じた。

 少なくとも死者1138人、負傷者2000人以上を出し、バングラデシュ史上最悪の産業事故となった9階建ての複合ビル「ラナプラザ(Rana Plaza)」の崩壊をめぐっては、ビルの所有者や入居していた各工場の所有者、ビルの安全管理と査察を管轄していた政府当局の職員など計41人が殺人罪で起訴されている。

 検察によると、41人の起訴状を受け取った裁判所は、うち24人が行方をくらましているとして逮捕状を出した。また同じ24人の財産差し押さえを命じた。(c)AFP/Shafiqul ALAM