【12月20 AFP】15クラブW杯(2015 FIFA Club World Cup)は20日、横浜で3位決定戦が行われ、Jリーグ1部(J1)王者のサンフレッチェ広島(Sanfrecce Hiroshima)は、途中出場のドウグラス(Dyanfres Douglas Chagas Matos)が2得点の活躍をみせ、広州恒大(Guangzhou Evergrande、中国)を2-1で破り、大会を3位で終えた。

 アジア王者の広州恒大は前半4分、イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)でプレーした経歴を持つパウリーニョ(Jose Paulo Bezerra Maciel Junior 'Paulinho')のヘディングで先制した。

 パウリーニョはゴールを決めた直後、ベンチに向かって走り出すと、準決勝のFCバルセロナ(FC Barcelona)戦で骨折した同僚の鄒正(Zheng Zou、スー・セイ)のユニホームを手に得点を喜んだ。

 対する広島は、J1通算最多得点記録保持者の佐藤寿人(Hisato Sato)が決定的なチャンスを作ったものの、広州恒大のGK李帥(Shuai Li)の好守に阻まれ、同点に追いつくことはできなかった。

 しかし、広島のドウグラスは後半25分、広州恒大の守備陣のミスを突いて試合を振り出しに戻すと、同38分には逆転ゴールを決め、チームを逆転勝利に導く立役者となった。

 Jリーグのクラブが大会を3位で終えたのは、2007年大会の浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)、2008年大会のガンバ大阪(Gamba Osaka)に続き、広島で3チーム目となる。(c)AFP