【12月20日 AFP】(写真追加)中国・海南(Hainan)島のリゾート都市、三亜(Sanya)で開かれていた第65回「ミス・ワールド(Miss World)」世界大会は19日夜、スペイン・バルセロナ(Barcelona)出身のミレイア・ララグナ(Mireia Lalaguna)さんが優勝し、出場した114人の頂点に輝いた。

 2位はロシア代表のソフィア・ニキチュク(Sofia Nikitchuk)さん、3位はインドネシアのマリア・ハルファンティ(Maria Harfanti)さんだった。

 ただ、カナダ代表のアナスタシア・リン(Anastasia Lin)さん(25)が香港(Hong Kong)で、ビザ(査証)が出ないと現地当局から告げられて三亜行きの航空機への搭乗を止められるという出来事があり、今年の「ミス・ワールド」世界大会は論争の中で開かれた。

 リンさんは、中国当局がビザ発給を拒否したのは、自分が中国本土で非合法化されている気功「法輪功(Falun Gong)」やその学習者への迫害など中国の人権侵害に批判的だからだと主張している。リンさん自身も法輪功を実践している。(c)AFP