【12月18日 AFP】15NFLは17日、第15週の1試合が行われ、セントルイス・ラムズ(St Louis Rams)は31-23でタンパベイ・バッカニアーズ(Tampa Bay Buccaneers)に勝利した。

 ほかに2つの球団とともに、ロサンゼルス(Los Angeles)移転を検討しているラムズは、この日がセントルイス(St. Louis)での最後のホームゲームになる可能性があり、会場にはファンの思いがあふれた。

 ラムズのレギュラーシーズンは、シアトル(Seattle)とサンフランシスコ(San Francisco)での試合を残すのみ。そのため、スタジアムには5万1295人の観客が集結し、オーナーのスタン・クロンケ(Stan Kroenke)氏に対して「ラムズを残して」と文字や歌で最後の訴えを行った。

 QBのケース・キーナム(Case Keenum)は、「今後については何ともいえないけれど、今日の観客はすごかった。今夜の雰囲気は最高だったよ」と語っている。

 キーナムも、セントルイスのファンをたっぷり沸かせた。バッカニアーズのディフェンスを切り裂いたキーナムは、2本のタッチダウンパスを含むパス17本中14本成功で234ヤードを獲得した。

 RBのトッド・ガーリー(Todd Gurley)は、前半に3ヤードのタッチダウンランを決めたことで、シーズン通算1000ヤード獲得の大台に到達。ラムズの新人でこの壁を越える選手が現れるのは、1993年のジェローム・ベティス(Jerome Bettis)以来となった。

 WRのタボン・オースティン(Tavon Austin)も2タッチダウンを獲得。そのうちの1つ、第3クオーターに決めた21ヤードのタッチダウンランで、チームは28-6とリードを大きく広げた。

 続く第4クオーターも、ベニー・カニンガム(Benny Cunningham)の102ヤードのキックオフリターンで相手の3ヤードラインまで前進すると、グレッグ・ズーライン(Greg Zuerlein)が19ヤードのフィールドゴールを決めた。

 対するバッカニアーズは、QBのジェイミス・ウィンストン(Jameis Winston)がパス50本中29本成功で363ヤードを獲得。第4クオーターにはルーク・ストッカー(Luke Stocker)とオースティン・セファリアン・ジェンキンス(Austin Seferian-Jenkins)にタッチダウンパスを通したが、一方で1インターセプトと1ファンブルを喫した。

 また、コナー・バース(Connor Barth)が3つのフィールドゴールを成功させたバッカニアーズだが、ここにきての連敗で戦績は6勝8敗に落ち込み、プレーオフ進出へ向けて停滞を強いられている。(c)AFP