【12月18日 AFP】米ニューヨーク(New York)のマンハッタン(Manhattan)地区で、平均的なマンション1戸の価格が史上初めて100万ドル(約1億2200万円)の大台を突破したことが、16日に発表された調査で明らかになった。

 不動産情報サイト「シティーリアルティー(CityRealty)」によると、平均的なマンション1戸の販売価格の中央値はこの1年で11%上昇し、110万ドル(約1億3500万円)に達した。過去10年間で60%も高騰したことになる。

 マンション全体の平均販売価格は190万ドル(約2億3200万円)で、2005年比で72%高騰した。

 コンドミニアムの平均価格は前年比で5%上昇し、1平方フィート当たり1732ドル(約21万円)だった。1平方メートル当たりに換算すると1万8530ドル(約227万円)となる。

 マンハッタン最高値をつけた物件は、NYの名所セントラル・パーク(Central Park)を一望する2008年竣工の高層マンション「セントラル・パーク・ウエスト15(15 Central Park West)」だった。今年、所有者が変わった6戸の平均販売価格は、1平方フィート当たり6292ドル(約77万円)だった。(c)AFP