【12月17日 AFP】アフリカツメガエルの新種6種が新たに発見されたとする研究論文が16日、発表された。アフリカツメガエルは、全両生類の中で「最も研究されている」と考えられている。

 米オンライン科学誌プロスワン(PLOS ONE)に掲載された研究論文によると、今回の発見によってこれまでに知られているアフリカツメガエルは29種となった。研究は、カナダ・マクマスター大学(McMaster University)の科学者らによって行われた。

 これらの新種は、現地調査で新たに見つかったものではなく、博物館所蔵の標本168点を対象に、DNAや鳴き声(録音)、体内組織のCTスキャン、染色体分析などを新たな手法で再調査した結果、同定された。

 アフリカツメガエルは、実験動物としても広く利用されているため、今回の発見で、ヒトの病気の研究においても新たな道が開ける可能性があるという。(c)AFP