【12月14日 AFP】リビア北東部の港湾都市ベンガジ(Benghazi)で13日、2014年8月に首都トリポリ(Tripoli)がイスラム武装組織連合に掌握されてから初めて学校が再開し、子どもたちが登校した。

 2011年にリビアの最高指導者だったムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐が失脚して以来続く混乱の中、地元の教育委員会はベンガジの子供たちに自宅で学習するよう指示していた。

 ベンガジにある学校のうち64校が避難所として、31校は大学の仮校舎として使われており、この週末に再開したのはベンガジ市内全254校のうち約3分の1だけ。

 再開された学校の1つから約500メートルしか離れていないザウィヤ(Zawiyah)地区では、国際的に承認された政府側の部隊とイスラム武装組織が日々衝突を繰り返している。(c)AFP