【12月13日 AFP】強い台風27号(アジア名:メーロー、Melor)が13日、フィリピンに接近している。同国東部では高波や洪水、土砂崩れが発生する恐れがあるとして当局が警戒を呼び掛けている。

 気象予報士らによると、中部のサマール(Samar)島を直撃する見通し。

 避難命令は今のところ出ていないが、台風被害に過去何度も見舞われ、人口150万人の農業地帯が多い同島に最大風速39メートル以上で直撃すると予想された場合、避難命令が出される可能性があるという。

 台風27号は13日、太平洋上を西北西に進んでいる。中心から半径150キロメートル圏内に当たる地域では、14日から16日にかけて、大雨や洪水、土砂崩れが予想されるという。(c)AFP